電子書籍をオフラインで読める、読めないアプリの違いとは?

コラム

電子書籍をスマホで読んでいる方は多いでしょう。そんな電子書籍をオフラインで読みたいけど、どうやって読むの?とか、そもそもオフラインで電子書籍を読むことが出来るのか?と思っている人は意外と多いです。

基本的に電子書籍を読む際にアプリを使っている方は多いと思いますが、ココではオフラインで読める、読めないアプリの違いについて解説したいと思います。

またオフラインで読みたい場合の一連の流れやメリットとデメリットまで紹介します。Wi-Fiが届かない場所でも、電子書籍を楽しみたいあなたに必読の内容です。

そもそも電子書籍をオフラインで読めるの?

一つの疑問がよく出るのは、インターネット接続がない場合でもオフライン環境で電子書籍を読むことができるのかということですが、一般的に多くの電子書籍プラットフォームはオフラインでの読書をサポートしています。

つまり、一度書籍のデータをダウンロードしてしまえば、インターネット接続がなくても読むことができますが、オフラインで読むためには、事前に電子書籍を購入しダウンロードする必要があります。

これは通常、電子書籍のアプリやウェブサイトで簡単に行えます。また電子書籍をオフラインで読むことができるデバイスは、プラットフォームによって異なる場合があります。

一般的には、スマートフォン、タブレット、専用の電子書籍リーダーで可能です。そして注意点としては、オフライン非対応のサービスもあるということ。よって、どのサービスでもオフラインで読める、ということではありません。

さらにレンタル形式で提供されている電子書籍は、一定期間が過ぎると読めなくなる可能性があります。しかし前述した通り、電子書籍は多くの場合でオフラインで読むことが可能ですので、そこまで心配はないでしょう。

電子書籍をオフラインで読めるアプリとは?

基本的に電子書籍をオフラインで読むことが出来るアプリというのは、電子書籍ストア(ebookjapanやbooklive等が用意しているリーダーアプリというのがあり、このようなアプリを使えばオフラインで読むことが可能となります。

つまり、電子書籍サイトで書籍を購入するようなサービスであれば、ほとんどの場合オフラインで電子書籍を読むことが可能となっています。ですが念のため、電子書籍を購入する前に「オフライン対応」しているかどうかFAQなどで確認しておきましょう。

<対応アプリ>

まんが王国アプリの特徴!使い方や機能面まで徹底解説!

オフラインで読めないアプリ

ではオフラインで読めない電子書籍とはどのような書籍が該当するのか?と思いますが実は無料で読める書籍の場合、多くがオフラインに対応していません。よって、比較的利用者が多い「無料漫画アプリ」は基本オフラインで読めないのです。

アプリを使ってオフラインで読む、というのは電子書籍ストアで購入した漫画などが対象となり、無料漫画アプリというのは「レンタル形式」として提供されているコンテンツとなりますので、オフラインでの利用が制限されています。

例えば知名度が高いアプリですと「少年ジャンプ+」など非対応となっていますので、もしオフラインで電子書籍を読みたいのであれば、電子書籍ストアで書籍を購入することをおすすめします。

よって、電子書籍をオフラインで読めるアプリと読めないアプリの違いは概ね有料か無料か、ということで判断するといいでしょう。もちろん有料の電子書籍がオフラインで読める可能性が高い、という意味です。

電子書籍をオフラインで読む場合の流れ

基本的な流れとして、まず電子書籍をオフラインで読みたい場合は、その機能をサポートしている電子書籍プラットフォームを選ぶ必要があります。有名なサービスでしたらAmazon KindleやGoogle Play Booksなどが一般的です。

そして専用のアプリをダウンロードします。多くの場合、電子書籍ストアが提供している専用のリーダーアプリをダウンロードする必要があります。これらはApp StoreやGoogle Playから簡単にダウンロードできるケースがほとんどです。

次に選んだプラットフォームで電子書籍を購入してからデータをダウンロードします。購入後、ダウンロードボタンが表示される場合が多いので、初めて使う方でも分かりやすくなっているので問題なく利用できると思います。

最後にオフラインで読む設定をします。この設定が不要な場合もあり、簡単で単純にアプリを開くと自動的に購入した電子書籍が本棚に挿入されていたり、またライブラリなどに一覧として保存されていたりと様々なケースがあります。

それぞれ利用するプラットフォームによって若干操作方法などは異なりますが、ほとんどの場合難しいことなく簡単操作で電子書籍を読めるので、オフラインで読む流れを理解しなくても問題ないでしょう。

スクショを撮影してオフラインで読む行為は?

基本的に規約で禁止となっているサービスで電子書籍のスクショをして読む行為はNGでしょう。無料漫画アプリなどでスクショをすると警告画面が表示されたりするケースが多く、このような場合は読むことができません。

しかし、スクショが可能なサービスで個人的に読む為にスクショを撮って読む行為は一応グレーとなっているので、難しいですが現在では法的には問題ないと考えられます。ただ、出来る限りは止めておいた方が無難だと言えます。

詳細:電子書籍のスクショやコピーは犯罪になるのか調べてみた

オフライン対応の電子書籍の利点

ネット接続が不要となる

電子書籍をオフラインで読むことができれば、Wi-Fiやモバイルデータの接続が不要です。これは移動中や外出先、またはインターネットの接続が不安定な場所でも問題なく読書を楽しむことができるという意味です。

2023年現在でも電波状況が不安定な場所というのは意外と多くあります。このような場合でも快適に電子書籍を読むことができる、というのがオフライン対応の電子書籍は大きな利点となるでしょう。

またオフラインで読む場合、インターネットに接続する必要がないため、デバイスのバッテリーを節約することができます。これは長時間の移動や外出に非常に便利です。

カクツキがないので読むのが快適

「カクツキ」とは、動画や音楽、ウェブページの読み込みなどで発生する遅延や中断を指します。これは通常、インターネットの接続速度や安定性に依存する現象です。通常、オンラインで読む場合はデータ通信が必要となるので、どうしても電波状況が悪いとこのカクツキが生じることになります。

しかし、オフライン対応の電子書籍は事前にダウンロードしておくことで、インターネット接続が不要になります。これにより、読書中にカクツキが発生する可能性がほぼゼロになります。よって、ページめくりなど読書が快適になるのです。

オフラインで読む為にデメリットはある?

ストレージの問題が生じやすい

ダウンロードした電子書籍は、スマートフォンやタブレットなどのデバイス内に保存されます。そのため、ダウンロードする本の容量によっては、デバイスのストレージ容量を必要以上に喰う場合があります。

特に、カラー版の漫画、画像などが多く使われているような写真集、大量のページ数がある本の場合は、容量も必然的に大きくなります。よってオフラインで電子書籍を読む場合は、デバイスのストレージ容量に余裕があるかを確認しておくことが重要です。

もし、デバイスのストレージ容量が不足している場合は、他のアプリやデータを削除して容量を確保するなどの対処が必要となる場合があります。またストレージの容量を考慮して、必要な本だけダウンロードするなど、適切な管理が必要です。

毎回ダウンロードするのが面倒

例えばオンラインで電子書籍を読む場合、データ通信をしないといけないのですが、そのままダウンロードせずに読むことが出来るのですが、オフラインで電子書籍を読むとなれば、いちいち毎回書籍データのダウンロードが必須となります。

特にマンガや高解像度の画像が多い書籍の場合、ダウンロードには相応の時間が必要です。Wi-Fi環境下であれば速度は速いですが、モバイルデータを使用すると時間がかかる場合があります。出かける前や移動中にダウンロードを完了させる必要がありますので、急いでいる場合などは面倒と感じる場合が多いでしょう。

ギガを消費してしまう

オフラインで電子書籍を読む際、一見するとデータ通信料がかからないように思えますが、その前段階で必ずデータのダウンロードが必要です。なので毎回ダウンロードをしているとギガを消費してしまう、という問題が生じます。

例えば携帯会社で低価格帯のプランに契約している場合、月に2ギガまでなど制限がありますが、ついつい使いすぎると追加料金が発生したり、通信速度が大幅に低下するようなデメリットがありますので、注意が必要となります。

なので気を付けておきたい点としては、公共のWi-Fiスポットや自宅のWi-Fiを活用して、Wi-Fi環境でダウンロードする、データ通信量がリセットされる日を狙って、大量のダウンロードをするなど計画的に行う必要があります。

アプリの不具合

電子書籍をアプリで読む場合、多くの便利な機能がありますが、それと同時に不具合が発生する可能性もあります。よくある不具合としてはページが正しく表示されない、ダウンロードが途中で止まるなどの不具合があります。

アプリの再起動やキャッシュのクリアなどで対処をしたり、場合によってはダウンロードのやり直し、アプリの再インストールなどとても時間がかかるような場合もあります。もちろんアプリの不具合が発生する頻度は少ないでしょう。

しかし不具合が発生する可能性はゼロではありませんので、もしアプリに不具合が出た場合は、時間を置くなど対処が必要になってきます。

まとめ

オフラインで電子書籍を楽しむ方法について、多くの人が誤解を抱いています。実は、多くのアプリではオフラインでの読書が可能ですが、無料漫画アプリなど一部の特定のアプリでは制限があります。

オフラインで読むメリットは、データ通信料の節約や電波の届かない場所でも読める点です。しかし、デメリットとしては、端末のストレージ容量が圧迫される可能性があり面倒な手間がかかる点も挙げられます。

しかし電子書籍はオフラインで読むことがおすすめ。データ通信が不要なので快適に漫画を読むことができ、ダウンロードしておくだけでいつでも好きな漫画が読めるという大きなメリットがあるので、是非オフラインで読んでみてください。

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